Handmade Jewelry by Nao goldwork
金線による制作 | 日本の金工芸から |
日本刀の柄に付けられる刀装具の一つ、小さな「目貫」。
海外の博物館にも多数収蔵されています。
刀装具 目貫 稲穂
Size:4.9cm x 1.4cm
稲 穂
稲穂は、長さは20cm程まで成長し、1本に
概ね80~100粒のもみが実るようです。
刀装具 目貫 糸車
Size:2.8cm x 0.9cm
古民具の糸車
享保(1716-1736年)の頃になると、
キセルと「刻みたばこ」が携行されるようになりました。
「前金具」は煙草入れの開け閉めのための金具です。
前金具 柄杓
Size:3.7cm x 1.1cm
この前金具には赤銅の漆黒の柄杓に家紋の六曜(ろくよう)が象嵌されています。
六曜は、信濃松本藩戸田松平氏、下野宇都宮藩戸田氏、下野足利藩戸田氏の家紋でした。
前金具の受金具(銀製)
前金具 表
前金具 裏
キセルを入れ携帯するための筒ですが、網代を黒漆で固めた筒です。
網代編み 黒漆 煙管筒
写真の通り、筒を抜くと網代編みの筒は二重になっていました。
点検すると、外筒の下に金蒔絵の筒がはめ込まれていました。
隠された金蒔絵の筒は、抜いて下の筒と組み合わせても使えます。
寛永元年(1624年)3月に出された奢侈禁止令では
「くし、 こうがい、かんざし之類、金はもちろん不相応
・・・」 と定められています。
この煙管筒には、使用した痕跡はありませんでした。
銀煙管 羅宇は、湘妃竹
Copyright 2022 by Nao goldwork
All rights reserved.